これまでのこれまでの特選作品・秋のご紹介です。
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これまでの特選作品・秋
木の実降る豊かに水の湧くところ
(弥生)

この句は実景がよく見えて来ます。

戸障子をたつて父待つ野分の夜
(朗)

父の留守は心細い。「父待つ」が利いている。
※「たつて」→「閉つて」

枯れ木道移る季節を感じ行く
(熊木)

少し理屈が入りますが、このくらいはよいでしょう。
※「枯木道移る季節を感じつつ」

自転車で金木犀の風をきる
(りか)

金木犀の香の籠っているところ自転車で突っ切った。ハッと突抜けてから、いまのはい金木犀と感じたのでしょう。
※「自転車で金木犀の香を突切る」

秋の風過ぎ去りし日々呼び戻す
(中村)

心情がよく出ています。俳句を作るのは初めてではないようです。

秋晴れや靴箱までも開け放す
(弥生)

「靴箱」とは云わないでしょう。「下駄箱」ですね。たしかに入れるのは靴なのですが、名前としては昔のままです。

新幹線月ビルの間をすり抜ける
(朗)

着眼したビルの間をすり抜ける月がいい。新幹線、月、ビルと名詞を続けたのは無理でした。
※「ビルの間をすりぬけ新幹線の月」

神無月留守番頼むぞ神主さん
(眞也)

面白い発想(見方)ですね。

朗月に心地よく酔う野菊かな
(榎本てるお)

明るい月に野菊が気持ちよさそうによっているように見えるということでしょうか。月も菊も秋の代表的な季語です。野菊の句としてよいでしょう。

退院や棚のぶどうのゆらゆらと
(市房)

入院のときは、まだ小さかった。退院してみる今日のぶどうは立派な房になって、ゆらゆらと揺れている。よく分かります。佳句です。

無花果を噛めばちりしゃり種のある
(広志)

面白い。「ちりしゃり」がよろしい。

立秋にたどりつきたる思いかな
(弥生)

今年の実感ですね。俳句作品としては、思いだけの表現では物足りませんが、気持ちは素直です。

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