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職場のハラスメント
~“心”のケアについて考える ~         ● 2006年11月号

社員のメンタルヘルスに悪影響を与える要因に、職場での嫌がらせ、いじめがあります。関係者の立場や性別によって一般的に次の3つの言い方がありますが、いずれも個人を特定した嫌がらせ、いじめであることは同じです。

職場のハラスメント


モラル・ハラスメントは、自己愛的性格の上司・同僚などから受ける、言葉や態度による嫌がらせやいじめなどをいいます。
《事例》 会社のリストラ要求を拒否した社員が、会社からは仕事上の差別、同僚からは暴力・暴言・嫌がらせを受けた事件があります。
出勤簿が紛失したり、机に「鬼、地獄へ行け、死ね」と落書をされたり、頭上にタバコの灰を落とされたり、同僚からは「会社から出て行け」と言われ、上司には「仕事をしなくてよい」と言われ、すべての業務から外されるようになりました。
《判決》 この事件では、同僚と会社に対して330万円の損害賠償金の支払いが命じられています。

セクシュアル・ハラスメントとは、性的嫌がらせ・性的おびやかしのことをいいます。時、場所、相手をわきまえずに、相手を不愉快にさせる性的な言動のことです。
(セクシュアル・ハラスメントについては、次月号で詳しく取り上げます。)
《事例》 女性社員が職場で、男性社員にひげを抜くよう強いられる事件がありました。女性社員は、男性社員と会社に500万円の損害賠償を求めました。
《判決》 セクハラ行為と認定され、男性社員と会社に55万円の支払いが命じられています。

パワー・ハラスメントとは、上司が職場における力関係を利用して、部下の人格と尊厳を侵害するような言動を繰り返し、部下に精神的な苦痛を与えることをいいます。このような言動は、直接の被害者のみならず、その職場の環境を悪化させたり、他の社員に対しても雇用不安を与えることがあります。



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