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事務所だより

労働時間の把握・管理 !~“黙認”“放置”が労働時間に…?~
● 2012年4月号

始業時刻の管理 !

始業時刻の管理 !「始業時刻は午前9時」というと、常識的には、その5分~10分前には席について…、という解釈ですが、なかには、その30分前、もっと早い人は1時間以上も前に席についている場合があります。
“会社でゆっくり新聞を読む”“ラッシュを避けて…”という方はよいのですが、“仕事をしています”という社員がいる場合には要注意です。万が一、労働基準監督署の調査にあたってしまうと、本人・会社が想定していなかった賃金を支払わなければならない事態となってしまいます。

判例でも、現実に仕事に従事したことを社員が証明すれば、「残業をするな」と会社が一般的な指示をしていただけでは、上司は社員の所定時間外労働を知りながら放置していたとして、時間外労働を黙示的に指示(命令)していたと判断し、賃金の支払いを命じています。
「勝手にやってる」という意識の“放置”ではなく、“見つけたらやめさせる”あるいは、きちんと所定外労働の申請を行わせることが必要だということです。


終業時刻の管理 !

「終業時刻から30分間は休憩とする」という就業規則条文があるとします。しかし、実際にこれが守られているケースは皆無といってよいでしょう。

終業時刻にチャイムが鳴って、帰宅する社員以外が一斉休憩しているのであれば別ですが、各社員任せの休憩取得ですと、“少しでも早く終わらせて、早く帰る”人がほとんどでしょうから、この30分間が賃金未払い時間となってしまい、企業にとって非常にリスクが高い結果を残すことになります。

一方、「与えられた仕事をすべて完了し定時で帰る」という意識をもった社員ばかりの職場では、全社員が終業時刻までの当日業務完了を目指し、業務密度高く仕事をしているものです。
これは、企業が“終業時刻を守らせている”ことを徹底している現れでもあります。
このような企業では、“本当に必要な時間外勤務”を明確にするために、職場の上司を教育し、部下の能力を見極め、適切な仕事の配分ができるようにしています。


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