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事務所だより

休憩時間は労働時間ではない… !
● 2012年5月号

休憩時間は労働時間ではない… !

労働基準法においては、休憩時間は使用者の管理下におかれない時間であること、つまり、労働時間ではないことをいい、労働者が自由に過ごせる時間としています。
ところが、業種、社風、組織構成などの要因によって、法律上の休憩のあり方とは、少し異なる休憩の実態がみられることがあります。
【例1】 社内で食事をとりながら、電話がかかってくると対応している。
【例2】 来店者が途絶えたので、椅子に座ってマンガを読んでいる。
【例3】 先着トラックの作業が終わるまで、車内でタバコを吸いながらメールしている。
経営者からすれば、いずれの例も、「仕事じゃないだろう」となりそうですが、これらはすべて“仕事を行うための待機”であり、“使用者の管理下にある”とみなされるため、休憩時間ではなく労働時間となります。

休憩時間は労働時間ではない… !「法律的な解釈は前述の通りですが、このあたりは社員の受け止め方の問題もありますので、法的見解をしっかりと確認しておきましょう。大事なことは、社員に「確かに休息している」という納得感があるのかどうかです。「お客様に迷惑がかかるから」「仕事だから」と、ついなってしまいそうな場合は、休憩のとらせ方自体を交替制にするなど、規則を変更する必要があります。


休憩一斉付与除外協定 !

休憩は「事業場一斉に与える」ことが労働基準法上の「原則」です。
しかし、業種や職場によっては、これができないことがありますし、無理にやろうとすると“待機時間”と誤解されそうな休憩の実態を招いてしまいます。
一斉休憩の例外(交替制)は、労使協定を締結することにより認められますので、未対応の場合は「労使協定」を締結しましょう。 就業規則に休憩の交替制を明記しただけでは、違法状態となりますので、別途労使協定が必要です。なお、この労使協定は労働基準監督署へ届け出る必要はありません。


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